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大好きな街のこと。 そして大切な家族のこと。
by ktwombly
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ハーフであるということ

週末校で映画が上映されたので、見てきました。

タイトルは、HAFU=ハーフ。

ハーフであるということ_a0122243_2531027.jpg




笑いあり、涙ありのドキュメンタリー映画だったのだけど、
見終わった後は自分自身に課題が残ってしまいました。

というのもこの作品、ハーフとして育った子供たちの境遇や心境を
描いていて、”ハーフでいることは、そう簡単ではない”という
内容だったから。もちろん、ポジティブな面もたくさんあるのだけど、
一定の年齢にくると、自分のアイデンティティー(自分はナニ人なのか)が
分からなくなり、葛藤する・・・というもの。

ハーフだからといって、両国の言葉が完璧に話せるわけではない。
むしろ両方の言葉に遅れがあったり、しかも周囲からのプレッシャーがある。
現に忙しい時の私。日本語をゆっくりと考えながら、”えーと、えーっと”と
言葉を選びながら話す長女に対し、”もうちょっとパパッと話してよ~”と
思うこともあるのです・・・。そして自己嫌悪・・・。

有難いことに、ここニューヨークは人種のるつぼ。
彼女の友達も、国籍や人種の違う両親を持つ子が多数です。
なので、自分が特別=変わっているとは思っていない。
むしろ、日本語と英語ができるなんて、ラッキー♪と思ってる様子。

でも映画にでてきた女性のように、いつかおにぎりを持って学校に行くのを
嫌がるようになるかもしれない。そんな時、親としてビックリしないで慌てずに
対処するにはどうしたらいいんだろう?

娘は自分のことを”わたしは日本人”と言います。
成長していく中で、いつか”わたしはアメリカ人よ”と言う日が来るかも
しれない。そんな時が来ても、日本人であることを否定されたと
思わず、受け入れてあげなきゃなと思います。でも私としては、実際には
やっぱり少し悲しいだろうな・・・。

勉強になりました。そして考えさせられました。
ハーフのお子さんをお持ちのご両親も、そうでない方たちも、
とにかくお勧めの映画です。ぜひご覧ください~。
by ktwombly | 2013-11-10 01:15 | 日常
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