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9・11に想うこと
平和な日々がありがたい。
そんなことを思った今朝。 ![]() 長女を学校へ送り、公園を散歩していた今朝。 ふと考えてみると、今日は”あの日”だったんだ。 空には飛行機が一機。胸がどきどきしてきて吐き気がしてきた。 あの日の、あの朝のこと。 雲一つない空。空気の澄んだ秋の匂い。 私は、ワールド・トレードセンター近くの学校にいた。 大きな音がして教室が激しく揺れ、地震かと思った。 先生の指示があり外へ出ると、パトカーや消防車のサイレンが けたたましく鳴り響いていた。英語力の乏しかった私には、 一体何が起こったのか、さっぱり分からなかった。 警官の叫び声。”ここから離れて!北へ歩きなさい” クラスメートと早足で歩き出す。チャイナタウンを抜けて、 イーストビレッジまでたどり着いた時、後ろを振り返ってみると、 そこには雲のような白い煙がもくもくと膨れ上がっていった。 まるで映画のワンシーンのようだ、と漠然と思った。 夕方になり、またダウンタウンまで歩いて戻った。 今思うと、それはとても危険なこと。でもその当時の私は マンハッタンの地理や距離感をあまり分かっておらず。 白い灰ですっぽりと覆われてしまったブルックリン・ブリッジを 友達と歩いて渡った。まるで大雪が降ったよう。 絨毯のようにふわふわで、不思議な感覚だった。 夕方になるにつれ、人が少なくなっていったストリート。 何とか学校の寮まで歩いてたどり着く。 けたたましく響くサイレン。疲れ切った顔をした人たち・・・。 男性のスーツも、女性のワンピースも、どれも真っ白になっていた。 ****************************************************** 夢と希望、少しの不安を抱いて渡米した日。 その日から10日足らずの出来事でした。 訳の分からない環境が、逆によかったのかもしれない。 怖いとか不安とかいう気持ちはほとんどありませんでした。 あれから12年。 あの日のことをこんなに真剣に考えたのは初めて。 次女が生まれて、今までより更に責任のある立場になったからなのか。 今日はいやにサイレンが鳴り響く。そのせいかな。 いつもの当たり前の日常に感謝・・・。
by ktwombly
| 2013-09-11 21:30
| 日常
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