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大好きな街のこと。 そして大切な家族のこと。
by ktwombly
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セラピーを受けて変わったこと

最近、表情が明るくなった長女。

気持ちに変化があったらしい。


セラピーを受けて変わったこと_a0122243_12040026.jpg




長女がセラピーを始めて2ヶ月が経過。
この国では小さい頃からセラピーのお世話に
なることが珍しくないのだけど、まさか自分
の子の為にセラピーを探すことになるなんて。
本人がセラピーを受けたいと言い出した時は、
実は少しショックでした。自分の希望を親に
伝えられたという事実に対しては嬉しかった
けれど、そこまで悩んでいるのか、、、という
ショックを受けてしまい。

彼女の悩みは、私にとってはどれも曖昧でした。
思春期特有の悩みというのでしょうか。それに
加え、ハーフ独特の自分のアイデンティティでも
混乱している様子もありました。


私が探したのは、思春期専門のセラピー。
一般的なセラピーではなく、そこは私の中では
譲れなかったので、必死に探しました。けれど
そんなに簡単なものではなく、連絡が取れても
”コロナで多くのティーネージャーが鬱になって
いるので、今は新規の患者さんを診ていません”
という答えが多く、その度に落胆。

遂に連絡が取れたのが、アシュリーという女性。
残念ながら保険は利かないけれど、とにかく
急いでいたので実費で。嫌ならすぐ止めれば
いいやという思いで、とりあえず始めてみる
ことに。すると、初回から長女はその女性の
セラピストのことを気に入ったらしく、毎回
彼女に会うことを楽しみにするように。

最初にセラピストが長女に約束したことは、
”今からあなたが私に話してくれることは2人
だけの秘密。あなたのママにも決して話さない
から安心してね”と。きっとその言葉が嬉しかった
に違いない。他人がそんなことを言ってくれる
なんて。私だったらとても嬉しいはず。

私と長女の関係はとても強く、彼女曰くママに
なんでも話したいし、聞いて欲しいとのこと。
でも親以外の大人に相談できるってとても大切な
ことで、私自身も小さい頃から、無意識だった
けれどそんな大人を周りでいつも探していました。
それが先生でも、友達のママでも、親戚の叔母さん
でもいい。子供は誰もが、批判されずに無条件に
聞いてくれる相手が必要だと思う。


そして1月末に気がついたこと。あれだけ暗かった
長女の表情が少しずつ明るくなってきた。毎晩の
ように涙を流していたのが、嘘のよう。最近では
大好きな歌を大声で歌ったり、学校での友達との
様子を話してくれたり。現在の愚痴やネガティブな
ことはあまり口にしなくなり、それより近い将来に
やりたいことや今後の計画などを話すことが増えた
のがポジティブな気持ちの表れ。

娘が悩みを語った時、聞きたくない日もあった。
ただ、簡単に”頑張りなさい”とは絶対に言いたく
なかったし、ただ”うんうん、辛いよね”と聞き役に
回ることに。自分が子供だった頃、思春期だった頃
の遠い記憶を必死で思い返し、当時の私だったら
親にどうして欲しかったかを想像し、少しでも娘の
力になれるようにと必死で努力した。

長女が暗闇のトンネルに入ってしまったのが、
去年の9月。セラピーを受け始めたのが12月。
そして2月10日。彼女が学校から帰って来て、
笑顔で私に言った言葉が

”Today was a good day!"=今日はいい日だった。


ああ、その言葉、いつぶりに聞いただろう。感涙。



by ktwombly | 2022-02-12 09:41 | 子育て
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